拳士の声

 ぼくが少林寺拳法少年団に入ったきっかけは兄です。兄が少林寺拳法をしていて、大会や練習の様子を見て、おもしろそうだと思い、小学校2年生の時に入団しました。

 少林寺拳法を始めたころは、技の名前を言われても、他の人の動きを見ないとできなかったり、ちがう技をやってしまったりしていました。しかし、年上の人や先生が、優しく教えてくれたので、だんだん分かるようになっていきました。始めてから1年たって、ようやく基本の技が分かるようになりました。そして、毎回練習を続けると、先生たちから技の細かい動きや組手を教えてもらうようになりました。特に組手は、相手の動きを考えたり、相手の攻撃を受けたりはらったりするので、理解するのにちょっと時間がかかりました。

 ぼくが少林寺拳法を続ける中でがんばったことは、毎週月曜日と金曜日は忘れずに練習に行くことです。練習し続け、昇級試験に合格できたので、良かったと思いました。

 それから、ぼくが少林寺拳法で学んだことは、「本当の強さ」は人を傷つけたりけがをさせたりしないということです。「本当の強さ」は、うぬぼれでない自信と勇気と行動力をもち、よりどころとできる自分をつくることだと知りました。だからこれからも仲間といっしょに、少林寺拳法で心と体をきたえて、本当に強い人間になれるようがんばりたいです。

 

大垣市少年団交歓大会「のびゆく青年の声」スピーチより

 

 私が少林寺拳法に入門した動機は2つあります。

 1つ目は、自分の身を自分で護れるようにするためです。私はもともと体が小さく力もとても弱い方でした。そのうえ、気が小さい方でした。だから、自分に自信をつけるためと、最低限自分の身は自分で守れるようにしようと考えたからです。

 2つ目は、少林寺拳法の練習を見学して楽しそうだと思ったからです。いくら自分の身を護るためと言えど、苦しかったり辛いばかりだとモチベーションが上がらず練習に身が入りません。それに、目的がどうあったとしても、やるからには楽しくやれた方が気分がいいからです。

 今現在でも、私にとって少林寺拳法は身を護る方法の1つではあります。しかし、少林寺拳法を学んで、自分にも自信がついたため、家では家族など自分以外の人を助けるためにも、少林寺拳法を学んでいます。他には、日頃の運動の一つとして、また、生活の一部として位置付けて取り組んでいます。

入門の動機と現在の心境 高校1年生

 僕は最初、健康のために入門しました。少林寺拳法を選んだ理由は、格闘技が好きで、自分もあんな風になりたいと思ったのと、運動が苦手で、あまり運動していないからスポーツを習おうと思ったからです。

 入門してからは、技を学んで、その技を何も考えずにしていたけど、技の意味や、相手がどんな攻撃をしてきたらこの技を使うのかを知って、家で練習するときには、イメージを働かせて練習するようになりました。

 僕は、入門してから数年たった時に、少林寺拳法って何なのか、誰が作ったのか疑問に思い、読本を読んで、宗 道臣(そう どうしん)先生が作ったことが分かりました。戦争が終わり大きな町のほとんどが焼け野原になり、日本は混乱していて、人々は食べ物や着るものがなく、自分が生きる事だけで精一杯で、争いごとが絶えませんでした。だから宗 道臣先生は、「人づくりによる国づくり」をしようと決意をされたため、人づくりに役立つ修行法として少林寺拳法を作られたことが分かりました。

 宗道臣先生は、自分の幸せだけではなく、他人(ひと)の幸せまで考えていて、僕はすごいなと思いました。だから、僕も自分の幸せだけでなく、他人(ひと)の幸せも考えて生活をしたいなと思います。そのために、電車で席を譲ったり、道にゴミが落ちていたら拾ったりするなどして、他人(ひと)の幸せを考えられる人間になりたいです。少林寺拳法は誰もが幸せになるためにあるから、大切なものだと思います。 

 

入門の動機と現在の心境 中学2年生

 少林寺拳法の入会の動機は、保育園の年長の時に両親の勧めで体験入門したことです。初めての体験入門の時には、まだ小さく落ち着きなくて走り回ったりしていましたが、先生や先輩拳士の皆さんに優しく楽しく指導していただき、楽しく体験できたので、入門することに決めました。入門してからは、先輩拳士のように早く上手になりたいと思い修行に励みました。

 今後は、初段の昇段試験があったり、高校生の大会があったりします。ですから、大会や昇段試験に向けて勉強や修練を頑張っていきたいと思います。初段に合格することは、自分の自信につながると思います。基本を丁寧に学び、技の原理を知り一段一段歓談を上がるために、一つ一つの技を磨き、自分のものにしていけるように頑張りたいと思います。これからも少林寺拳法の稽古を休むことなく一生懸命やっていきたいと思います。

 

入会の動機と現在の心境 高校1年生